浪花千栄子は朝ドラ2020年おちょやんのモデルらしいがどんな人!?タイトルの意味は?

2020年度後期の第103作NHK連続テレビ小説「おちょやん」の放送開始が11月スタートで調整!コロナの影響で1ヶ月遅らせることになりそうです。現在放送中の「エール」が6月27日の放送後一時休止となることから9月26日最終回の予定が延びてしまい、1ヶ月程度押すことになるのが原因です。コロナ収束の状況によっては更に遅れる可能性もあるかも・・・

そんなことが話題に登ったので、今回は次回の朝ドラ「おちょやん」について調査してみました。

2020年度朝ドラのモデル、浪花千栄子ってどんな人物?

端的に表現すると、大正から昭和にかけて活躍した女優さんです。松竹新喜劇の創設メンバーの一人で看板女優として人気を博しました。

松竹新喜劇退団後は、芸能活動から遠ざかっていたがNHKラジオの『アチャコ青春手帖』に花菱アチャコの母親役として復帰、再び人気を博す。同時に映画でも人気女優として活躍、溝口健二監督の『祇園囃子』ではブルーリボン助演女優賞を受賞する。

代表作は、森繁久弥と共演した『夫婦善哉』・黒澤明の『蜘蛛巣城』・内田吐夢の『宮本武蔵』・小津安二郎の『彼岸花』などがある。

テレビドラマでは、『太閤記』『細うで繁盛記』などのヒット作品にも出演した。

他、本名の読み「なんこう きくの」〜軟膏、効くの〜とシャレにちなんで、オロナイン軟膏(大塚製薬)のCMに出演していたというエピソードなどもある。


【ホーロー看板屋さん】オロナインH軟膏 片面 琺瑯看板ビンテージアンティーク
本名南口 キクノ
なんこう きくの
別名義香住 千栄子
かすみ ちえこ
生年月日1907年11月19日
没年月日1973年12月22日(66歳没)
その他没後、勲四等瑞宝章受章。

「おちょやん」ってどういう意味?主演女優は誰?

 女優一筋に生きた、上方のコメディエンヌ

この物語は、今なお上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた、女優、浪花千栄子さんの人生をモデルにしています。浪花千栄子さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、渋谷天外さん(二代目)と結婚、喜劇女優としての道を歩みます。そして、若き日の藤山寛美さんとも出会います。戦後、新しくできた「松竹新喜劇」に参加しますが、夫婦は離婚。浪花さんは一時、女優をやめますが、NHK大阪のラジオドラマで女優として復活。その後、「大阪のお母さん」として人気を得て、映画、テレビに大活躍をしました。

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=20910 より

おちょやん」は、料亭やお茶屋さんで働く“小さい女中さん”を意味する大阪の古い言葉。貧しい養鶏業を営む家に生まれたことから9歳の時に道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。そんなエピソードにちなんだタイトルのようです。

ヒロインの竹井千代を演じるのは、人気女優の杉咲花(22)さん。

女中奉公をしていた芝居茶屋で華やかな芝居の世界にふれ憧れをもち女優を志し、松竹新喜劇の看板女優として活躍し“大阪のお母さん”として親しまれるようになる。

主な出演者も発表さてています。

  • ヒロイン 竹井千代(たけい ちよ)役 杉咲花
  • 千代の父・竹井(たけい)テルヲ 役 トータス松本
  • 千代の新しい母・竹井栗子(たけい くりこ) 役 宮澤エマ
  • 芝居茶屋の女将・岡田(おかだ)シズ 役 篠原涼子
  • 芝居茶屋の主人・岡田宗助(おかだ そうすけ) 役 名倉潤
  • ライバル芝居茶屋の女将・富川菊(とみかわ きく) 役 いしのようこ
  • 喜劇界のプリンス・天海一平(あまみ いっぺい) 役 成田凌
  • 喜劇界のアドリブ王・須賀廼家千之助(すがのや せんのすけ) 役 星田英利
  • 上方演劇界のドン・大山鶴蔵(おおやま つるぞう) 役 中村鴈治郎
  • 千代の憧れの女優・高城百合子(たかしろ ゆりこ) 役 井川遥
  • 千代の最初の師匠・山村千鳥(やまむら ちどり) 役 若村麻由美

NHK連続テレビ小説らしい豪華な顔ぶれです。

まとめ

2017年度後期の第97作NHK連続テレビ小説「わろてんか」の吉本興業の吉本せいのエピソードに続き、大阪のお笑い・松竹新喜劇にまつわるエピソードの「おちょやん」、関西人としては楽しみです。

上方女優の代名詞といえる「大阪のお母さん」として親しまれてきたコメディエンヌを杉咲花さんがどのように演じるのかが注目されます。

1ヶ月遅れの11月スタートで調整中とのニュースが流れていますが、それ以上遅れることなく放映されることを祈るばかりです。