7月8日、Rakuten Link アプリのiOS版が発表されました。最新のiOSにしたiPhoneXs以降の最新機種(SEは対象外)のみの対応ではありますが、いよいよiPhoneで楽天モバイルの無料通話が使えるようになったのです。
これを受けて現在、AQUOS sense3 lite で楽天モバイルの1年無料プランを使っているのですが、このnanosim を esim に変更してiPhone11でデュアルシムを試してみることを決断したのです。
その顛末をこちらでご報告いたします。
nanoSim を eSim に変更する
注意点として、eSim への変更が完了すると即時に今使っている nanoSim が使えなくなります。楽天モバイルをメインに使っている場合は、新機種への eSim の設定が完了するまで携帯が使えない状況になることを留意して進めましょう。あとSIM交換には手数料3300円が必要になります。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/my-rakuten-mobile/ にアクセスします。
矢印のメニューバーを選択します。
my 楽天モバイルを選択します。
ログイン画面になるのでログインします。
my 楽天モバイルのメニューバーを選択します。
my 楽天モバイル メニューの契約プランを選択します。
各種手続きのSIM交換を選択します。
SIMタイプ:eSimを選択します。
SIM交換手数料として3300円が請求されます。
次に進むで手続き完了です。
受付完了のメールが届いているか確認しましょう。
iPhone で eSIM の設定をする
iPhoneはSIMフリーの機種でないと eSim を使うことが出来ません。キャリアで購入したiPhoenの場合は、まずSIMロック解除の手続きをしておく必要があります。
もう一通プロファイルダウンロードに関するメールが届きます。
・SIMを交換された方 の項目にあるリンクをクリックするとQRコードが表示されます。
表示されたQRコードをiPhoneで読み込むとプロファイルの設定が始まります。
こちらの画面が表示されればプロファイル設定の開始です。
2つの電話回線に名称を割り当てることが出来ます。選択肢から使いやすいものを選びましょう。
デフォルトで使用する通話回線を選択します。
デフォルトで使用するデータ通信回線を選択します。モバイルデータ通信の切り替えを許すをONにすると随意にデータ回線を切り替えることができるようになります。
楽天回線ではiMessageは使えなかったはずなので利用をされる方は楽天回線を選択しないでおきましょう。
設定画面からモバイル通信を選択し、さらに副回線(名称は自分が設定したものになっています)を選択します。
副回線のモバイルデータ通信ネットワークの変更登録を行います。
モバイルデータ通信項目のAPNに「rakuten.jp」と入力します。
インターネット共有項目のAPNに「rakuten.jp」と入力します。
設定は、以上で完了です。
Rakuten と au の2つの回線が表示されるようになります。
上記の設定で手間取ったこと
上記の流れで手続きを進めれば、iPhone11へのeSIMでの楽天モバイル導入は完了できるはずです。が・・・私としては若干もたついた場面がありました。その点を紹介しておきましょう。
iPhone11の副回線に楽天モバイルの電話番号が表示されない
上記の手順でモバイル通信プランのインストールを進めたのですが、完了しても副回線に楽天モバイルの電話番号が表示されませんでした。なのでプロファイルを削除してやり直しをしたのです。4回目くらいでやっと電話番号が表示されるようになりました。原因は不明ですが、もしかすると楽天モバイル側のアクティベートに時間がかかっていたのかもしれません。
APNの設定もはじめは気が付きませんでした。デザリングが使えるようにならないので色々調べて気づいたのです。
iOS版のRakuten Link をインストールして使ってみる
iOS版のRakuten Link が発表されiPhoen11でも無料通話が実現できると、AQUOS sense3 lite の nanoSIM から eSIMに3300円の手数料をかけて変更し、色々苦労しながら iPhone11 のデュアルシム化に踏み切ったのです。
なのに・・・・・
Rakuten Linkアプリが起動しないではないですか!再起動したり、インストールし直したり思いつく限り試したのですがだめです。ネットで調べてみるとRakuten Linkが普通に使えている方もいるのですが私同様起動すらできない状態の方もいるようです。どうもeSIMだと使えないバグがあるような感じです。
Rakuten Linkアプリを発表したとはいえ依然iPhoneは動作保証対象外の機種なので、とりあえずは、楽天モバイルの早期対応を待ちたいところです。
iPhone11をデュアルシム化した感想
もともと通話自体それほど使わないのでRakuten Linkで無料通話が使えなくても私にとっては大した問題ではないのでいずれ対応してくれる事をのんびりと待つことにします。
で、今回の収穫はなんと行ってもiPhone11のデュアルシム化で思っていた以上に使い勝手が良くなったという点です。具体的には・・・
前に述べたとおりAQUOS sense3 lite で楽天モバイルを使い、iPhone11でauを使っています。auは一番しょぼいピタットプランでデータが1GBしか使えないのです。(1GB以上使えるが課金される)なので、楽天モバイルのデータ無制限プランからデザリングして使っているのです。これでAmazon Musicなどのサブスクを外出先でも気兼ねなく聞けるようになりました。
AQUOS sense3 liteから直接聞けばデザリングの必要はないのですが、Airpods や Apple Watch を連携させて使うとiPhoneで再生する使い勝手の優秀さはダントツなのです。
iPhoneのデュアルシム化でiPhone11単独でデータ無制限が使えるようになりau回線との切替も自由自在で想像以上にデュアルシムの便利さを実感させられています。これならもっと早くこうしていれば・・・なんて思ってもいます。
これによってAQUOS sense3 liteをY!mobileで使えるようになり、3台持ちは面倒ということで遊んでいたY!mobile回線も使えるようになりました。通話はY!mobileの10分通話フリーから掛けることで無料通話対応も可能なのです。
追記(2020.07.12)
iOS Rakuten Link がアップデートで使えるようになりました。思っていたより素早い対応でした。あとは、my 楽天モバイル アプリで回線エリアが確認できるようになればiPhoneでもAndroidスマホと同等の使い勝手になります。使える機種が限定的ではありますが・・・