コロナで外出制限中の京都では多くおお店が休業を余儀なくされています。そんな中、コロナ対策の工夫をこらしながら営業をしているお店が、ミシェランガイド・ビブグルマン5年連続選出されている京都の名店、麺屋猪一です。
メニューや営業時間などいろいろ変更されていますのでそのあたりをリサーチしてきました。
メニューが厳選され、麺は冷麺とつけ麺のみとなっています。定番であった温かい支那そばは今は食べられません。夏になるとメニューに載る冷麺・冷やし出汁そばが今のメインメニューです。
数種類の節をブレンドし低温で旨味を抽出した『魚介出汁100%スープ』です。
味付けは、白と黒から選びます。(上記写真は黒です。)白は、白だし醤油の味付け。黒は濃口醤油の味付けです。これは、猪一の麺類のほぼ全メニュー共通の仕様となっています。
北海道産小麦を主体に数種類の小麦をブレンドした『自家製麺』です。全粒粉らしいつぶつぶが混じった超極細麺が特徴です。しっかりとスープの絡む小麦の風味がしっかり味わえる麺です。
大山鶏昆布〆ちゃーしゅーが4切れ、筍の煮物、焼海苔、削り節、水菜、刻みネギです。鶏チャーシューは、詰まった肉質で歯ごたえのある食感で、脂身のないさっぱりとした上品な仕上がりになっています。
小皿に盛られて付いてくるワサビを少し入れるとツンとした爽やかな味わいになり味の変化を楽しめます。ほかにもテーブルにおかれている黒七味・山椒・胡椒・とろろ昆布で、自分の好みに合わせて楽しめます。
コロナで外出制限の中、麺屋猪一もメニューを絞り間隔を広げたカウンターのみの営業となっています。あわせてテイクアウトができるようになりました。
メニューは・・・
と、通常メニューとはかなり異なるラインナップです。
お昼のテイクアウトは、出来たてをプラスチック容器に入れて持ち帰るようですね。
さらに、夕方5時からは「限定30食」で2種類の出汁焼きそば(白・黒)がテイクアウトメニューになります。
三重産伊勢の響きと国産小麦ブレンドのもちもちした食感の自家製麺を0.01mmの極薄鰹削り節・白醤油・自家製肉汁豆腐で味付けした焼きそば(すだち・黒七味付き)
三重産伊勢の響きと国産小麦ブレンドのもちもちした食感の自家製麺を0.01mmの極薄鯖削り節・黒醤油・自家製肉汁豆腐であじつけした焼きそば(すだち・黒七味付き)
もしかしたら今しか食べられないレアメニューなのもしれませんね。
ミシュラン・ビブグルマン2016年〜2020年の5年連続で掲載されている今や京都を代表するラーメン店です。今はメニューにはありませんが、定番メニューは支那そば(白・黒)です。
数種類の節をブレンドし低温で旨味を抽出した『魚介出汁100%スープ』は限りなく透き通り、白だし醤油と濃口醤油がスープの香りと旨味を引き立てます。
北海道産小麦を主体に数種類の小麦をブレンドした『自家製麺』は、他にはない超極細麺です。温麺は柔らかく、冷麺は腰のある味わいで、のどごしよくスープとよく絡む美味しい麺です。
ラーメンがいいとかつけ麺が好みとか人によって押しメニューがあるようですが、口に合わないとか不満足な意見は全くと言っていいほどありませんね。
どのメニューも素材と味にこだわり丁寧な仕事に徹していることが、店の設えを始め・働くスタッフ・提供される一皿一皿を見れば一目瞭然に伝わってくるからなのでしょう。
これほど何から何までこだわり抜いたラーメン店は、私は他には思い当たりません。
いずれにしても、早くかつての賑わいに戻れる日が来ることを祈るばかりです。